阿保美代さんの作品
◇ 「とても美しい小さな朝」 (1974年発表 /『陽だまりの風景』)(2011-09-25)
戦時下に除隊となった若者。再会した恋人と結婚し、共に困難を越えて、やっと夢が叶う時が来る。
◇ 「小さな駅にて」 (1976年発表 /『陽だまりの風景』)(2011-09-24)
小さな村の駅にて、馬車を待つ駅長さん。秋の小道を眺めるうち、黙想に耽り、うとうと夢を見る。
◇ 「ある村の詩(4連作)」 (1976年発表/『陽だまりの風景』) (2011-08-21)
欧風メルヘンの舞台となる村の原点はどこにあるのか。'76年春、このシリーズ連載がスタート。
◇ 「パパンピプさん ようこそ」 (1980年発表/ 単行本未収録)(2011-08-20)
おかみさんの宿に、偉そうな小太りの紳士が泊まりに来る。いちいち指図する彼に、とうとう…。
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◇ 「わすれんぼの天使」 (1980年発表/『ふるさとメルヘンA』) (2011-08-12)
町で働く男性。最近、何かを忘れた気分。アパートには一匹の猫がいた。夜、不思議な音がして…。
◇ 「あめふりてんぐ」 (1979年発表/『ふるさとメルヘン』)(2011-07-30)
柏の森の鼻ぺちゃ天狗。惚れていた庄屋の娘を嫁にくれると聞き、命懸けで雨を降らせるけど…。
◇ 「仕事始めの唄」 (1978年発表/ 単行本未収録)(2011-07-10)
精神世界系の季刊誌に掲載された"メディテーション劇画"。明け方の風景と農婦の心の変化を描く。
◇ 「峠のあかり」 (1978年発表/『お陽さま色の絵本』)(2011-04-04)
ある夜、寝付けない少年タム。不安と孤独感を募らせる中、窓の外、遠い峠に小さな光を見て…。
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◇ 「秋の日のアリア」 (1976年発表/『ふるさとメルヘン』) (2011-04-03)
帰らない夫を待つ、町角の店の女主人。広場でアリアを歌う浮浪者風の男に、夫の面影を見るが…。
◇ 「バクのゆめ」 (1976年発表/『陽だまりの風景』) (2011-03-21)
人の悪夢を食べる霊獣バク。お月さまに苦悩を打ち明ける。月は彼を夜空に送り出し、想う。
◇ 「風の村」 (1977年発表/『お陽さま色の絵本』) (2011-03-05)
一人旅の青年。その途中、風の通る静かな村を通り、丘の上でロルカの詩を思い出す。
◇ 「氷の花」 (1978年発表/『お陽さま色の絵本』) (2011-01-23)
北国の村里の夜、吹雪が民家の戸を叩く。少年は北風小僧の存在を感じ、父親に話しかける。
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◇ 「あかいくつ」 (1978年発表/『ふるさとメルヘン』) (2010-12-26)
東北の村を舞台にしたアボサン版の「赤い靴」。陽気な女性と少年の心と影を繊細に描き出す。
◇ 「月夜のちゃわん」 (1977年発表/『お陽さま色の絵本』) (2010-11-08)
割れて捨てられた茶碗の欠片。不満と幸福の回想、そして絶望。満月の夜、その光によって…。
◇ 「10月の笛」 (1976年発表/『陽だまりの風景』) (2010-09-18)
ピーピー草で楽しく遊んだ春の日。やがて秋、病に伏した少女のために、少年はその草を探す。
◇ 「こぐまの春」 (1978年発表/『ふるさとメルヘン』) (2010-09-10)
独り、冬眠から目覚めたコグマ。大事な鍵を探しているという不思議な少女と出会い、そして…。
他の漫画家の作品
◇ 山岸凉子 「天人唐草」 (1979年発表/『天人唐草』)(2011-07-09)
旧家の一人娘が、威厳ある父の「慎ましい女性になれ」という圧力に縛られ、人生を狂わせていく。
◇ 大島弓子 「サマタイム」 (1984年発表/『綿の国星 F』)(2011-05-17)
ある山村の晩、村中が停電して始まる話。結婚前のトオルは、連絡のない東京の友人を訪ねるが。
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