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恋のプレリュード短篇集 ルフラン    
©阿保美代 (マイコミックス/ 東京三世社/ 1987.5.10初版) 
 副題に「恋のプレリュード短篇集」。 都会的な生活をする若い女性の恋愛ポエムが満載。 数篇を除いて、ストーリー性は薄いが、 垢抜けた大人の匂いが少し漂う。

 最後にある「阿保美代全調書」は、ファンなら一度は見ておきたい内容。

著者/阿保美代 ・ 装幀/岩尾収蔵  カバー裏表紙

 ▽ 目次 (収録作品)    ▽ インプレッション  


 
目次 (全31篇)    

作品タイトル頁数初出誌 (※S51=昭和51年)サイト内リンク
● 風のフーガ (扉絵)1p  
 春休み1p  (※本に記述なく、以下大半が不明) 
 ルフラン8p   
 優しい時間2p   
 銀ぎつね2p   
 Summer Garden5p   
 夏のレクイエム2p   
 白い影の街角2p   
 風色の手まり6p   
 夢想曲8p   
● 月のロンド (扉絵)1p  
 金糸雀(カナリア)の庭7p  S60 ハローフレンド 3月号 
 朝の食卓2p   
 迷子2p  S62 ヤングレディコミックMe 2月号 
 渚にて4p   
 蜃気楼2p   
 おだやかな花束2p   
 オルゴール2p   
 室内楽4p   
 かぞえうた2p   
 記念写真2p   
 夜行列車8p   
● 雲のアリア (扉絵)1p  
 飛行機雲4p   
 5月、水密灯のともる町10p   
 忘れもの2p   
 黒い骨の声2p   
 小フーガ2p   
 青い羽根のある手2p   
 時刻表2p   
 梅一輪2p   
 樹のうた8p   
● 水のカノン (扉絵)1p  
 11月の海のワルツ31p   
 はごろも8p  S57 ヤングレディ 11月9日号 
 阿保美代全調書3p ※阿保さん直筆の履歴書やプロフィール、Q&A等
 作品後記1p  


 
Impression    

 
 初出誌は不明だが、大半は、お洒落で現代的な絵を志向した"恋愛ポエム漫画"になるだろうか。 本の表紙にはモダンシックな女性。曲げた右手の先に、男の手が添えられる。 時代は1987年、バブルまっしぐら、阿保さんが30代に入る頃。

 表題の「ルフラン」を始め、2ページのものは、 都会的な若い女性のイラストに、男性を想うポエムが書かれたもの。ストーリー性は薄い。 絵は、他の漫画家の影響を感じさせるもので、上手いとも個性的とも感じない。 詩の評価は人それぞれだろう。

 「春休み」は、ガラス瓶に元彼の声を保存している女性と、そのアパートの管理人男性の話。 「風色の手まり」は、ふるさとメルヘン風、 「5月、水密灯のともる町」は、時計草だより風の内容だが、 絵も話もどこかぎこちない。

 最も印象的なのは「樹のうた」。人間の母親の持つ血脈を木の樹液に喩えて、 その悲しみや神秘性を詠う。神聖でもあり、血まな臭いような、珍しい作品。

 長編の「11月の海のワルツ」は、記憶を失った少女と、その母の恋人だった画家の話。 最後を飾る「はごろも」は、少女がふわりと母親の着物をはおる、 彼女もまた気が付けば・・・という綺麗な作品。

 全体的に今までとは異なる作風。 でもこの方向で描かせたら、少女漫画界にはもっと上手い人が沢山いて、 それには敵わないし、複雑だ。 巻末の「阿保美代全調書」が意外に充実しており、 ファンなら一見の価値がある。

(by ライラック)

 
 全体の印象としては、「阿保ワールド・レディコミ仕様」という感じ。

 絵は綺麗。間違いなくアボサンの絵ではあるが、こなれてしまった。 全盛期の輝きを失っているとしか思えないけど、これが好きだという人もいるでしょう。 色鉛筆で彩色した表紙の絵は、なかなか良い。

(by 雪だるま)


2010-05-29〜 
編集:アボサンinfo. 
illustration ©MIYO Abo 1982-1987 

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